貸株
今回は「貸株」
この貸株というのは、現在自分の保有している株を利用している証券会社に貸し出すということです。
これによって株を貸し出した投資家たちは、その貸した分の金利を受け取ることができるという仕組みになります。
私のように、株主優待・高配当株を保有し続けたい方にお勧めのサービスです。
私は上記の銘柄を保有するつもりはあっても、よっぽどのことがない限り売る気はありません。なので、保有している間はただ値動きを眺めるだけになってしまいます。そこで、この便利なサービスを見つけたわけです!
※株主優待をもらうために別のクロス取引があるというのは知っています。ここではそれを抜きにして書いています。
もちろんこの「貸株」にもメリット、デメリットあるのでそちらを紹介します。
メリット
・株を貸し出すことで金利がもらえる
・金利の高いボーナス銘柄もある(楽天証券)
・貸出中でもいつでも売却可能
デメリット
・貸し出したままだと配当金、株主優待がもらえない
・継続保有の特典のある銘柄の場合、継続特典が受けられない可能性がある
以上のものが貸株におけるメリットデメリットになります。
私のように売却する予定のない株を保有している方にはぴったりのサービスになるのではないでしょうか?
ここで、一つ疑問が出てくるかと思います。
まったくその通りです。
しかし、私の利用する楽天証券には貸株について3つのサービスを実施しています。
以上3つのサービスがあります。
私はこのサービスの内で②か③の設定で株を保有しています。
理由はひとまず置いておいてそれぞれの解説です
①金利優先
このサービスは貸株を継続し、できるだけ多くの貸株金利を受け取りたい方へのサービスです。
株式の権利確定日にはこの金利はどの銘柄に対しても通常の5倍になるという内容です。
また、このサービスを利用した場合、配当金は相当額として自分の証券口座に振り込まれます。
②株主優待優先
このサービスは権利確定日に自動的に自分の口座に株が返却され優待が受けることができます。
また、優待情報のない銘柄に対しては配当金相当の金額が自分の証券口座に振り込まれます。
③株主優待・予想有配優先
このサービスは株主優待や配当金の権利確定日に、自動的に自分の口座に株が返却され優待・配当金ともに受け取ることができます。
それぞれの解説は以上になります。
ではなぜ私は②もしくは③で保有しているのかというと「税金」というものを絡めた結果こうなりました。
私の目的はあくまで「株主優待」になりますが、株を保有していると「配当金」というものがあります。
ではなぜそこに「税金」が絡んでくるのかというと、「金利」か「配当金」かで「所得」が変わってくるからです。
まず「金利」として受け取った場合この所得は「雑所得」になります。
次に「配当金」として受け取った場合の所得「配当所得」になります。
これら2つの違いはのちにかかってくる税金にあります。
雑所得とは、給料などにかかる税金と同じで累進課税の税金でさいだい45%までアップするものです。
いっぽう配当所得は株式投資にかかる税金と同じで20.315%の税金がかかります。
平均的なサラリーマンの方であれば累進課税による所得税は20%になります。
それだったら①で金利の良い方を選んだ方が得になりそうですが、その上の税率は3%に上がります。
この3%ってのは小さいようですごく大きな数字だと私は思います。
この数%を抑えるためにも私は③での貸株を行うことをお勧めします。